リフォームか。建て替えか。

 
 
 
住み慣れた我が家。
 
築30年以上となると家族構成の大きな変化や使い勝手の不便さがとても気になりますよね。
 
新築を1000万円台で建てられる時代。
 
リフォームの方が高くついてしまう場合も多く有ります。
 
それでも大型リフォームが多く行われているのには、理由があるのです。
   
 
 
      
リフォームか。建て替えか。



家族のカタチは年数で大きく変わります。
 

   
家族構成の変化でいえば、ご夫婦のみで暮らしていくケース、
 
結婚したお子様が一緒に暮らして行くケース、によって必要な家が違ってきます。
 
 
 
また、地震に対する不安や、経年劣化が目立つ、
 
間取りが使い辛く困っている、などの理由で、住み慣れた我が家を
 
「リフォームするか建て替えるか」はとても多くの相談を受ける事例です。
 
 
 
特にコロナの影響でお家時間が増え、家族で話し合う時間が増えたのか、
 
ここ数カ月「リフォームか建て替えか迷っている」なんて相談がいくつかありました。
 
 
 
今回は、「リフォームか建て替えか」迷われている方に向け
 
双方の比較をお伝えできればと思います。
 
 

  
リフォームとは。
 
 
 
ではまず、「リフォームとは」
 
主要構造部(土台、柱、梁、階段、屋根)を残して部分的または全体的に
 
改修、修繕、増築を行うこと。

 
  
全体的に行えば新築同様にすることも可能!!
 
戸建て住宅だけではなく、分譲マンションも内装、水回りをすべて取り除き、
 
希望の間取り、段差解消を行うことも出来ます。
 
 
 
但し、外装、内装、水回りを全面的に改修する場合、
 
建て替え費用と変わらなくなる場合があります。

リフォームは直しながらの工事。
  
リフォームの職人さんは経験と腕がある職人さんしかできないんです。
 
 
 
新築と同等もしくはそれ以上の金額をかけて行うリフォーム。
 
最大のポイントは、我が家に対する愛着。
 
古い家には、今の建物にはない魅力もありますし、

多くの思い出を大切にしたい方にとって譲れない部分があります。
 
 
 
 
建て替えとは。
 
 
 
一方、「建て替えとは」
 
既存の建物を取り壊し、更地にしてから新たに建築します。
 
新築の家が建つ、ということ。
 
 
 
希望の間取り、丈夫な耐震性能、すべて新規で行う為、
 
将来の修繕等の費用を抑えることが出来ます。
 
  
 
ですが、以前と比べ家の面積がかなり小さくなることも。
 
 
 
今の法律に合わせた家づくりになるため
 
道路のセットバック(道路などから少し離す)が必要になることで土地が狭くなったり、
 
地盤補強が必要になったりなど想定外の事が起きる場合があります。
 
 
 
昔に比べて、安全性を高めるための法律が厳しくなっており、
 
法律に沿った家の設計をしなければ家を建てることができないのです。
 
 

  
まとめ
 
 
 
《リフォーム》
 
定 義:基礎、柱、梁など既存の物を利用し改修します。
 
間取りの自由度:制約がある。
 
費 用:おおよそ新築の7割程度
 
工事中:住みながら施工可能。但し、水回り改修を伴う場合は不自由です。
 
工期:1カ月から大規模な場合でも3カ月
 
 
 
メリット

・不便と感じている所を限定して解消することが出来る。
 
・コスト面でお値打ち
 
・工期が短い
 
・一定規模の増築を伴わなければ、固定資産税は大きく増えない
 
 
 
デメリット
 
・間取り変更に制約がある。
 
・経年劣化が広範囲、白蟻被害があると復旧費が掛かってしまう。
 
・耐震性が低いとリフォームと合わせて行う必要があり
 
新築と同じ程度の金額になる
 
 
 
《建て替え》
 
定義: 更地の状態から、建築基準法等に基づいて計画します。
 
間取りの自由度:土地の形状等条件に合った自由な間取りが可能。
 
費用:建物以外で、解体費、 地盤補強、エクステリアなどの予算が掛かります。
 
工事中:仮住まいが必要です。
 
工期:約6カ月
 
 
 
メリット
 
・家族構成の変化により部屋数、間取り、広さ等、不便を解消する自由度が高い。
 
・将来に掛かる維持、メンテナンスコストが抑えられる。
 
・耐震性に優れている。
 
・融資の面で、住宅ローンの方が低金利で多額のローンが可能。
 
 
  
デメリット
 
・コストが高い。
 
・工期が長い。
 
・住宅ローン減税等優遇措置はあるが期限があり、建物の固定資産税は大幅に増える。
 
 
 
【自分にとっての良さ、悪さはどこ?】
 
 
 
リフォームも建て替えもそれぞれの良さや問題点はあります。
 
ある一定の不満が解消出来ても、その先の生活が幸せでなければ本末転倒ですよね。
 
大切なのは、建築で予算を使い過ぎないこと。

これはぜひ、気を付けて頂きたいことです。
 
 
 
良いものを見ると採用したくなります。
 
ショールームに行くと、ついついあれもこれもと増やしたくなる
 
せっかくだから、とか5万円くらいの違いなら、とか。
 
 
 
繰り返していくうちに予算額や融資額から
 
大きく足が出てしまうケース、多いのです。
 
はやる気持ちを抑えて、優先順位をつけること。
 
夢は大切ですが、膨らませすぎない計画をたてることがあとで大きな違いを生みますよ。
 
 
 
ですが、ガマンのし過ぎも禁物です。
 
担当者と相談しながら、自分にとっての快適を探し出しましょう。

基礎にヒビ!ほんとに危険?!

  
 
年に何回も受ける相談にこんな内容があります。

「飛び込み業者から家にヒビが入っているから危ないといわれた。
 直さないと危険です。うちなら安価にすぐ施工しますよ!なんて言われたんだけど...。」

ほんとうにお家の基礎がぱっくり割れて壊れちゃうんじゃないか。

でも、飛び込み業者の言う事信用していいのか。

「とりあえず見に来て!」

と言ったような流れ。今回はこの内容をざっくり解説します。
 
 
 
   
基礎のヒビ原因とは

 
 
「基礎にヒビがあるんだけど、直してほしい」

「シロアリ屋さんに床下見てもらったら、
 基礎にヒビがあるから危険なんて言われたんだけど...」

はじめて会社にかかってくる電話で結構よくあるご相談です。
 
当社を思い出していただけて良かったと、ほっとするタイミングでもあります。
 
 
 
さてさて、ヒビを見つけると驚きますよね。
 
ここから全部が壊れたらどうしよう!?
 
焦る気持ち、よく分かります。
 
 
 
でも、ちょっと待ってください。
 
基礎本体は、実は目に見えている部分のさらに奥にある場合が多いのです。
 
基礎工事のあと、モルタルという塗料を塗って表面をきれいに見せますが、
  
その塗料のモルタルがヒビ割れているということは、よくあることです。

 
   
また、通気口近くの基礎が収縮することでヒビ割れていたりという場合が多いです。
 
そもそも、コンクリートは水分を含ませた物を固めた塊であり、
 
乾燥などで収縮し、割れが発生することが多い素材です。
 
コンクリートで仕上げた駐車場等に亀裂が入るのも同じ原理です。
 
そして、面積が大きいほど収縮率も大きくなるので割れが大きくなります。
 
 
 
コンクリートのひび割れについては長年研究されているそうですが、
 
絶対に大丈夫、というものは未だに完成していないそうです。
 
 
 
ただ、性質上仕方がない!
 
構造上問題ない!
 
といわれても気になることには変わりませんよね。

  
 
 
ヒビや割れ直す方法は?

 
  
これらのヒビや割れをなおす方法は、

上からモルタルやコンクリートの補修材を塗る事で一時的に解消されます。
 
 
 
...一時的には、です。
 
 
 
というのも、乾いてしまっているコンクリートとコンクリートを
 
完全に接着することは、ほぼ不可能です。

 
  
また、年数が経てば、あるいは数カ月で同じ所が割れたりします。
 
なので、あくまで、穴埋めであったり表面の仕上げを
 
上塗りという形で対応することしかできません。
 
 
 
ですから、基本的には放っておいて大丈夫です!

というと、極端ですね。
 
地盤に問題なければ、徐々に開いておうちが壊れちゃう。

なんてことは、考え難いです。
 
 
 
ですが、少しづつヒビが深くなったり
 
水が浸みるようなことになってはいけないので補修も必要ですね。

現状を把握しておくことは大切ですが、焦る必要はない、と思ってください。
 
 
 
ただ、悪徳業者がそういったところを見て

「すぐになおさないと、危険です」

なんて営業をしてくる可能性は本当にとても多くあるので、要注意です!
 
 
 
最近飛び込み業者多いな...と感じたら、一度おうちの周りを見てみてください。

小さなヒビ割れを見つけるかもしれません。

 
  
直すことは、決して間違いではありませんが、他の部分の心配をどんどん煽り、
 
気づいたら多くの部分を触ることになって高額の請求があった、、、なんて話しは
 
実際に今でも聞くことがあるのです。
 
 
  
  
基礎のヒビ、例外は無いの?
 
 
 
これまで、構造的に問題のない方向のお話しをしていましたが、
 
実は基礎のヒビでも注意が必要なヒビの入り方があります。
 
 
 
それは、地盤沈下によって基礎が耐えられず、割れている場合。

 
   
この場合、放っておくと段々とと家のバランスが崩れ、家が傾き、
 
窓や建具の立て付けが悪くなり開かなくなるなど不具合が生じてきます。

 
  
おうちの建っている土地そのものが下がっているので、直すにはかなりの費用と時間がかかってきます。
  
この場合、ヒビや割れは大きく、段差になっている場合が多いです。

 
  
そして、宅内を歩いたらゆがみを実感するほどの傾きが出ます。
  
こうなってしまったら直ちに処置が必要ですが、あまり多くはないケースです。
  
 
  
コンクリートという素材の特性として経年の収縮によってヒビが出てくる、ということを

知っておいていただくと騙されたり不安で過ごすことがなくなると思います。
 
 
 
これまでざっくりと解説しましたが、それでもうちの場合はどちらに当てはまるの?

なんて場合は、一度ご相談ください。


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