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あたたかさを上手に使う、冬の住まいの工夫

いつも森の家ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
11月に入り、朝晩の冷え込みが本格的になってきました。
コートやマフラーの出番も増え、冬の気配を感じる日が多くなりましたね。
家の中でも、そろそろ暖房をつけ始めた方も多いのではないでしょうか。

これからの季節に気になるのが「暖房効率」。
同じ暖房器具でも、使い方やお部屋の環境によって、
あたたまり方や電気代に大きな差が出てきます。

まず意識したいのは"空気の流れ"です。
暖かい空気は上に、冷たい空気は下にたまりやすいもの。
エアコンを使う場合は、サーキュレーターや扇風機を上向きに回して、
空気を循環させるとお部屋全体がムラなく温まります。

また、カーテンの使い方もポイント。
夜はしっかり閉めて冷気を防ぎ、日中はカーテンを開けて太陽の光を取り込む。
この"昼と夜の切り替え"を意識するだけでも、室温が保たれやすくなります。

床の冷たさ対策には、厚手のラグやスリッパの利用もおすすめです。
足元が冷えると体全体が寒く感じやすく、暖房を強くしてしまいがち。
小さな工夫で体感温度を上げることが、エネルギーを無駄にしない暮らしにつながります。

これからどんどん寒さが増していきますが、
"暖かさをつくる"だけでなく、"逃がさない工夫"を意識することで、
快適で心地よい冬の時間を過ごせるはずです。

秋の深まりと、冬を迎える準備

いつも森の家ブログをご覧いただきありがとうございます。
日中の陽ざしがやわらかくなり、朝晩はぐっと冷え込むようになってきました。
紅葉が少しずつ進み、街の木々が色づき始めています。
季節が冬へと移り変わるこの時期は、外の変化と同じように、
家の中も"冬支度"を始めるのにちょうど良い季節です。

まず見直したいのは、「窓まわり」。
家の中で熱がいちばん出入りしやすいのは窓です。
カーテンを厚手のものに替えたり、床まで届く長さにしたりするだけでも、
冷たい空気を和らげる効果があります。
また、すき間風が気になる場合は、簡易的なすき間テープを貼るのもおすすめ。
ちょっとした工夫でも、体感温度が大きく変わります。

次に意識したいのが「湿度」です。
暖房を使い始めると空気が乾燥しがちですが、湿度を保つことで体感温度はぐっと上がります。
加湿器の利用はもちろん、洗濯物を室内に干したり、観葉植物を置いたりするのも効果的です。
乾燥を防ぐことで、のどや肌の不調も軽減でき、家全体がより快適になります。

さらに、冬の暖かさを保つポイントとして"床"も見逃せません。
フローリングの冷たさが気になる方は、ラグやカーペットを敷くだけでも断熱効果がアップします。
最近では、素材やデザインも豊富なので、季節感を楽しみながらインテリアのアクセントにもなりますね。

そしてもうひとつ大切なのが、「日中の光」を上手に取り入れること。
秋から冬にかけては太陽の位置が低くなり、やわらかな光が部屋の奥まで届きます。
日中はカーテンを開けて光をしっかり取り込むことで、
暖房に頼りすぎず、自然なぬくもりを感じることができます。

寒さ対策というと大がかりなリフォームを想像しがちですが、
毎日のちょっとした工夫で、暮らしの快適さは大きく変わります。
お気に入りのブランケットを出したり、温かい飲み物を準備したり。
そんな小さな"冬の準備"から、季節を楽しむ気持ちを育てていけたら素敵ですね。

秋の空気と、心地よい住まいの工夫

いつも森の家ブログをご覧いただきありがとうございます。
朝晩の空気がひんやりと感じられるようになりました。
気がつけば半袖の季節も終わり、上着が必要な日が増えてきましたね。
秋は、一年の中でも"光"や"空気"の変化を感じやすい時期。
家の中でも、陽の入り方や風の通り方で快適さがずいぶん違ってきます。

たとえば、秋の太陽は夏よりも低い位置を通るため、
窓からの光がやわらかく部屋の奥まで届きます。
この自然の光を上手に取り入れることで、日中は照明を使わずに過ごせたり、
室内があたたかく感じられたりと、暮らしの心地よさがぐんと高まります。
家づくりの際には、方角や窓の位置を考えることがとても大切なんです。

また、気温が下がるこの時期は、家の"断熱性能"を見直すのにも良いタイミングです。
「断熱」と聞くと冬の寒さ対策のイメージが強いですが、
実は一年を通して室温を安定させ、冷暖房費を抑える効果があります。
最近の住宅では、壁や床、窓の性能を高めることで、
少ないエネルギーで快適に過ごせる家づくりが進んでいます。

さらに、秋は湿度も安定しているため、換気のしやすい季節です。
朝の冷たい空気を少し取り入れるだけでも、家の中の空気がリフレッシュします。
空気の入れ替えは、カビや結露の予防にもつながる大切な習慣。
これからの季節、窓を少し開けて深呼吸する時間をつくってみるのもおすすめです。

秋が深まるにつれ、外の景色もだんだんと彩りを増していきます。
紅葉や夕暮れの光を楽しみながら過ごす時間は、暮らしの中の小さな豊かさ。
そんな季節の変化を感じられる家は、心まであたたかくしてくれます。

これから寒さに向かう季節。
家の中で過ごす時間が長くなる前に、
"光・風・断熱"といった住まいの基本を見直してみると、
冬の暮らしがいっそう快適になりますよ。

「夏の外構・庭づくり」で、暮らしがもっと楽しくなる!

いつも森の家ブログをご覧頂きありがとうございます。

朝晩は涼しく感じられる日が増えてきて、秋をすぐそこに感じられるようになりました。

今年の夏は終わりかけですが、来年の夏に向けて、暑い季節を快適に、

そしてちょっと特別にしてくれる「夏の外構・庭づくり」のアイデアをご紹介します。

☀ 朝や夕方を楽しむ"くつろぎスペース"を
夏の日中はどうしても暑くなりますが、朝や夕暮れ時は心地よい風が吹きます。
ウッドデッキやタイルテラスにチェアやテーブルを置けば、ちょっとしたアウトドアカフェ気分に。
パラソルやシェードをプラスすれば、日差しをやわらげて長く過ごせます。
休日の朝、コーヒーを片手に庭で過ごす時間...想像するだけでワクワクしませんか?

価格や立地だけで選んでいませんか?

いつも森の家ブログをご覧頂きありがとうございます。
朝方や夜は少し涼しくなり、先月に比べると過ごしやすいように感じます。
温度差による体調の変化に気を付けて過ごしましょう。

今回は「土地探し」についてお話ししたいと思います。

注文住宅を考え始めたとき、最初に悩むのが「土地探し」。
「学校や職場へのアクセスが良いから」「価格が手頃だから」といった理由で決めた結果、
住んでから後悔するケースが少なくありません。

特に近年は、豪雨・台風・地震など自然災害が増加しているため、
土地の安全性を軽視すると暮らしに大きなリスクが生じます。


■ よくある土地探しの"落とし穴"5つ

1. ハザードマップを確認せず購入してしまう
洪水や土砂災害の危険性は、市区町村が公開するハザードマップで簡単に確認できます。
リスクのある土地は、将来的に保険料や維持費が高くなることも。

2. 地盤調査を軽視する
軟弱地盤では、建物を支えるために地盤改良工事が必要になります。
数十万円~数百万円の追加費用が発生することもあり、予算を大きく圧迫する可能性があります。

3. 浸水対策を想定していない
豪雨や台風で床上浸水の危険がある土地も少なくありません。
建築時に高基礎や排水計画を取り入れることで被害を軽減できます。

4. 将来の周辺環境変化を見落とす
再開発や道路計画によって、周囲の環境や住み心地が大きく変わることも。
役所や不動産会社で事前に情報収集を。

5. 建てたい家と土地の条件が合っていない
「日当たりを取りたいのに隣家が近い」「庭を作りたいのに敷地が狭い」など、
土地と家の計画を別々に考えるとミスマッチが生じがちです。



■ 土地と建物をセットで考えるのが成功のカギ

土地探しで後悔しないためには、建てたい家のイメージやライフスタイルと一緒に検討することが重要です。

日当たり・風通しを考慮した間取りや窓の配置
浸水や地震対策を取り入れた建物設計
家族構成や将来設計に合った敷地の広さや形

工務店に相談すれば、土地の安全性診断や家との相性まで含めたトータルなアドバイスが受けられます。



■ まとめ

土地探しは、価格や立地条件だけでなく、安全性や家との相性を考えることが大切です。
ハザードマップの確認や地盤調査を怠らず、将来も安心して暮らせる土地を選びましょう。

「土地選びから一緒にサポートしてほしい」という方は、ぜひ私たちにご相談ください。

自然の力を活かした「夏でも涼しい家づくり」

いつも森の家ブログをご覧頂きありがとうございます。

まだまだ暑さが厳しいですね。

お家で夏を快適に過ごすためのポイントについてお話ししたいと思います。


毎年のように記録的な暑さが続く日本の夏。

室内でも熱中症のリスクがある今、エアコンは欠かせない存在です。
でも、「電気代が気になる...」「一日中エアコンに頼りたくない...」という声も多く聞かれます。

実は、家そのものの"つくり方"次第で、
エアコンに頼りすぎずに快適な涼しさを保てる家が実現できるんです。


■ 自然の力を活かす「パッシブデザイン」とは?

「パッシブデザイン」という言葉を聞いたことはありますか?
これは、太陽の光・風・熱といった自然のエネルギーを活かして、
快適な室内環境をつくる設計手法です。

例えば...

・夏の強い日差しを遮る「庇(ひさし)」や「軒」
・窓の配置を工夫して風が通り抜ける家
・断熱性能の高い建材で熱を外に逃がさない・入れない

こういった工夫を取り入れることで、冷房効率がアップし、
快適な空間が長時間キープできるようになります。


■ 家全体の"熱をためない工夫"がカギ!

家の中が暑くなる大きな要因は、「屋根や壁から入る熱」。

夏場の屋根は、日差しを直接浴びることで表面温度が60~70℃になることも。

この熱を室内に伝えないためには、

・屋根・壁に高性能の断熱材を使う
・通気層(空気の通り道)をつくることで熱を逃がす
といった施工が有効です。

さらに、窓は熱の出入りがもっとも激しい場所。
「遮熱性能の高い窓ガラス」「外付けブラインド」なども、夏の家づくりでは注目されています。


■ 冷房効率がよくなる=省エネにもつながる!

家の性能を高めることで、エアコンの効きが格段に良くなり、省エネにも◎

例えば、同じ室温設定でも「断熱がしっかりしている家」は、
冷気が逃げにくいため電気代が抑えられます。

また、外との温度差が少ないことで、体にもやさしく、快適さが長続きします。


■ 暮らしのアイデアで「体感温度」も下がる!

家の性能だけでなく、ちょっとしたインテリアや暮らしの工夫も夏の快適性アップにつながります。

・天然素材の内装(漆喰・無垢材など)でさらっとした空間に
・風が通るように家具の配置を工夫する
・グリーンカーテンやすだれで直射日光をやわらげる

こうしたアイデアはコストもかからず、手軽に取り入れられます。


■ まとめ:快適な夏は、家づくりから始まる!

エアコンをフル稼働しなくても、自然の力を活かして涼しく暮らせる家は、設計次第で実現できます。

これから家づくりを検討されている方は、性能だけでなく、
"どう暮らしたいか"という視点で考えてみるのもおすすめです。

暑さに負けない住まいづくり、私たちと一緒に考えてみませんか?

帰省のタイミングで見直す、"実家の老朽化"チェックポイント

いつも森の家ブログをご覧頂きありがとうございます。

今年も早いものでお盆の季節となりました。

まだまだ暑い日が続くのでお盆休み中も十分に気を付けましょう。

さて今回は、お盆の季節に気を付けて見ておきたい老朽化のポイントについてお話しします。

お盆は、家族が集まり、久しぶりに実家で過ごす大切な時間です。
でも、ゆっくり過ごしていると、ふとこんなことに気づく方も多いのではないでしょうか?

外壁にヒビや色あせが見える
天井や壁にシミができている(雨漏りの跡かも)
床がきしんだり、段差でつまずきやすくなった
親世代が階段や段差で苦労している

実は、これらは住まいの老朽化や安全性の低下を示すサインです。
放置すると修繕費がかさんだり、台風や地震で被害が拡大したりする恐れがあります。
せっかく家族が集まるこの時期こそ、実家の現状を一緒にチェックし、
今後の対策を考えるきっかけにしてみませんか?

■ お盆帰省で確認したい"老朽化チェックポイント"7つ

1. 外壁や屋根の劣化
ヒビ割れ、塗装のはがれ、屋根材の欠けやズレはありませんか?
これらは雨漏りの原因となり、家全体の寿命を縮めます。
特に台風シーズン前の今、点検は必須です。

2. 雨樋や排水のつまり
落ち葉や泥で雨樋が詰まると、大雨時に水があふれて外壁や基礎を傷めることも。
定期的な掃除が必要です。

3. シロアリや腐食のサイン
床下がフカフカしている、柱の根元が軋む、蟻道が見える...。
これらはシロアリ被害や構造の腐食のサインです。
放置すると修繕費が数百万円規模になることもあります。

4. 耐震性の不安
築20年以上の木造住宅は、現行の耐震基準を満たしていないことが多く、
地震時の倒壊リスクが高まります。
耐震診断や補強工事の検討も必要です。

5. 段差や階段の危険性
親世代が高齢化すると、家の中の段差や急な階段が転倒事故の原因になります。
手すりやスロープの設置など、バリアフリー改修も視野に入れましょう。

6. 断熱・気密の不足
昔の家は断熱性能が低く、夏は暑く冬は寒い傾向にあります。
光熱費の高騰や、ヒートショックなど健康リスクの原因にもなります。

7. 給排水や設備の老朽化
水回りの配管や給湯器なども寿命があります。
古い設備は故障や水漏れの原因になるため、リフォーム計画に組み込むと安心です。

■ リフォームで改善?それとも建て替え?

チェックの結果、老朽化が軽度ならば、

外壁や屋根の塗装や補修
断熱改修や窓交換で快適性アップ
バリアフリーリフォームで安全性確保
といった部分リフォームで対応できます。

一方で、

耐震性が低い
大規模な腐食や雨漏り
断熱性・設備の全面的な不足
といった状態なら、建て替えの方が総合的にコストパフォーマンスが良い場合もあります。


■ お盆は"実家のこれから"を話し合うチャンス

普段は忙しくてなかなか話し合えないご家族も、お盆ならじっくり話せるはずです。
「まだ住めるから...」と後回しにせず、親世代の今後の暮らし方や、
安全で快適に過ごせる家にするための計画を、この機会に考えてみましょう。

台風対策

いつも森の家ブログをご覧頂きありがとうございます。

この3連休いかがお過ごしでしたか?

私はスポーツをしたり家族や友人と過ごしたりと充実した3連休でした♪

さて今回は、台風の季節が来る前に大切な住まいと家族を守るためにできる台風対策についてのお話をしようと思います。

年々激しさを増す台風。

「今年も備えなきゃ」と思いながら、毎年なんとなく同じ対策になっていませんか?

実は、台風への備えは"その場しのぎ"ではなく、"住まいそのもの"のあり方が重要です。

工務店の立場から見ると、台風に強い家づくりにはこんなポイントがあります:

①耐風等級の高い設計

建物の耐震性ばかりが注目されがちですが、
台風に備えるなら「耐風」性能にも目を向けましょう。
特に屋根・窓・外壁は風圧を受けやすく、
施工の質が住まいの安心を左右します。


②飛来物に強い窓まわり

シャッター付きサッシや強化ガラスの採用、
外付けブラインドなども台風対策に有効です。
実際、強風で飛んできた枝や看板で窓が割れる被害は少なくありません。


③屋根や外壁の定期点検

「うちは築10年以上だけど、大丈夫かな?」という方は要注意。
小さなひび割れや釘の浮きも、強風雨の前では大きなリスクになります。
点検やメンテナンスのご相談もお気軽にどうぞ。


④雨どい・排水の確認

見落としがちな雨どい。
落ち葉や土が詰まっていると、ゲリラ豪雨であふれ出し、
外壁の傷みや浸水被害の原因にも。点検は年1回が理想です。


失敗例から学ぶ土地探し

いつも森の家ブログをご覧頂きありがとうございます。

日中警戒レベルとも言われる暑さが続いていますね。

熱中症には十分気を付けてお過ごしください!


さて、今回は土地についてのお話をしようと思います。

当社を訪れる方の中には、
土地探しから始められる方も
多くいらっしゃいます。

「良い土地」というのは、
出てきたらすぐに売れてしまいますが、

それでも何百万円何千万円とする高価なものであり、
衝動的に買うわけにもいきませんよね。


先日、同じく住宅会社を営む方たちと共に勉強会に参加し、

「土地購入でお客様が失敗した例」というのを
聞いてきましたので、ご紹介いたします。


(ケース1)
・隣の空き地にマンションが建ってしまった

日差しの入る、明るい一戸建てを希望しており、
南側に広い平面月極駐車場のある土地を購入。

吹き抜けのある広々とした家を建築。

数年後、駐車場の場所にマンションが建ってしまい、
家は薄暗い印象の家に。

広い駐車場や農地などは、
いずれマンションが建ってしまったりする
可能性も見込む必要があるかもしれません。


(ケース2)
・角地で便利だが、ゴミの問題があった

数十メートルで幹線道路に出られる
便利な立地の角地を一目ぼれで購入。

好立地な割に割安な土地だったが、
工事を始めたのちに、目の前が
ゴミ集積所であったことに気づく。

家が建ち実際に住み始めると、
カラスなどによってゴミ袋が荒らされたり
また、ゴミ収集日にニオイが気になったりしました。

自宅前であるため、ゴミの日に
毎回掃除をすることになりました。

土地を購入する際は、
ゴミ集積所の場所も確認しておきましょう。


(ケース3)
・日当たりを考えて家作りをしたのに、夏がとても暑くなってしまった

学校や駅も程近い利便性のよい土地を購入。
土地の形が旗竿状になった旗竿地で、

安く買うことができたものの、
周りを家に囲まれているので

1階は暗くなることが予想されました。

そこでキッチンやリビングを2階に配置し、
トップライト(天窓)をたくさん設けました。

明るさは確保できたものの、
夏の2階の暑さに悩まされることに。

トップライト(天窓)を作る際は、
太陽光が過度に入ってこないか予測しましょう。


(ケース4)
・風の強い日に砂埃が飛んできて洗濯物が干せない

子どもの通学に便利がよいところを探していて、
小中学校が近い土地を購入。

しかしこれがあだとなり、
風の強い日は校庭の砂埃が飛んでくるため
洗濯物を外に干せません。

天気がよくても、洗濯物は室内干しとなり、
また布団はクリーニングに出すようになり、
意外な出費がかさむことに。

子育て世代に学校の近くの土地は人気ですが、
近すぎると騒音や砂ぼこりも被ることになります。


(ケース5)
・日中の"抜け道"に面した土地のため、子どもを庭で遊ばせられない

子どもをのびのびと遊ばせたいと考え、
公園に近く庭も広く取れる土地を購入。

しかし、土地の目の前にある道路は、
日中、いわゆる"抜け道"となっていて、
ことのほか車の往来が激しいことが発覚。

子供が公園に行きたがるときも、
庭で遊びたがる際にも、
道路に飛び出したら危ないので目を離せません。

家に面した道路の交通量は、
時間帯によって変わる場合があるので、
特に子供が小さいうちは日中の交通量を調べましょう。

猫と暮らす家と家づくり

いつも森の家ブログをご覧頂きありがとうございます。

最近、日中の気温が30℃を超えるような日が続いています。

熱中症には十分に気を付けてくださいね。


突然ですが、皆さんは家族の一員として、ペットを飼っていますでしょうか。

新型コロナウイルス以降、多くの人々がペットを家族に迎え入れ、

その中でも特に猫の人気が急上昇しています。


そこで、今回は、猫の気質を理解し、

それに合わせた家づくりのアイデアを提案したいと思います。


まず猫の性格について皆さんは何を思い浮かべますか?

かわいい、好奇心旺盛、時々甘えたい...など猫は自由気ままな生き物で、

その気持ちは日々変化します。


そんな猫の特性を考慮して、家づくりを考えると、

どのような要素が重要になるでしょうか。


一番大切なのは、何と言っても猫の安全。

猫は繊細な生き物で、

大きな音に驚いた拍子に窓から飛び出してしまう可能性もあります。


それはもちろん我々飼い主にとっても猫自身にとっても、

非常に大きなリスクとなります。

そうした危険を避けるための一つの対策として、

内ドアの設置が推奨されます。


また、猫は外の世界に強い好奇心を抱く生き物です。

この内ドアは、ただ単に窓やドアからの脱走を防止するだけでなく、

窓を開けたときにこの内ドアを通して外の新鮮な空気を感じることができます。


内ドアを設けることで、猫は安全な状態で外の世界とつながることができ、

ストレスの軽減だけでなく、心身の健康維持にもなるでしょう。


次に、猫が満足感を得られる遊び場の設定が必要です。

キャットウォークやキャットステップの設置は、猫の上下動を促進し、

散歩代わりにもなります。

スペースが限られている場合、

収納とキャットステップが一体化となった家具もおすすめです。


さらに、ペット用フローリングを選べば、爪の傷もつきにくく、

滑りにくいので、猫にも人間にも嬉しい機能が盛りだくさんです。


一度コンセプトが明確になれば、

それに沿った具体的な計画を進めていくことが可能となります。


例えば「猫第一!猫ファーストの家」や

「猫も私たちもうれしい機能が充実した家」などなど...

コンセプトが決まれば家づくりに必要な要素が見えてくるかと思います。


猫それぞれに個性や性格があり、

その違いを理解し尊重することは、幸せな共生に欠かせません。


猫に最適な環境を提供し、ストレスを最小限に抑えることで、

生活の質を向上させることができます!

お互いが安心して過ごせる家づくりをしましょう!

手洗いはどこでする?

いつも森の家ブログをご覧頂きありがとうございます。

今日から雨が続く予報で北陸も梅雨入りですね。

この時期から熱中症のリスクがあるので気温が高くなくても

気を付けてお過ごしください。


今回は手洗いの場所についてお話しします。

みなさんはトイレの後は、どこで手を洗っていますか?


洗面台?

トイレタンクの上の手洗い場?

それにしても手洗い付きのロータンク便器?

これを考えた方ってどんな方なのでしょう。


発明家?

きれい好きな方?

はたまた最近は小学生など子供も素晴らしい発明を多くいているので

もしかしたら子供かもしれませんね。

開発した方は手洗い付きのロータンク便器を完成させたとき

「これぞ世紀の大発明だ!!」

と喜び、ガッツポーズをしたかもしれません。


ですが、これで小さく肩をすくめて手を洗っている自分を想像してみてください。

なぜかどことなく悲しく寂しく見えませんか?


手を洗っている時の水が飛び散らないように十分に手を洗えませんし

石鹸や手洗い用ソープで手洗い付きのロータンク便器では手も洗えない。


とはいえ、トイレで用を足したらまずは手を洗いたいですよね。


トイレは別名「お手洗い」というくらいですから

用を足した後すぐ手が洗えないとお話しになりません。


最近は用を足した後、手を洗わない方も調査で分かっているそうですが

みんながみんなそうではないでしょう。


ですのでトイレには何らかの手が洗える仕掛けが必要となるのです。

なら、どこで手を洗うのか、、、。

出来ればトイレの中にしてください。


小さな手洗い受けをつけるだけでいいのです。


どこにどんな形の手洗い器をつけるかは皆様の自由です。


ただし、レイアウトト寸法は最善の注意を払っておかないと

後々、後悔します。


最近は色々な手洗い器があるのです。

壁掛けタイプ

オーバーカウンタータイプ

アンダーカウンタータイプ

ボウルタイプ

掃除のしやすさでいえばアンダーカウンタータイプですかね。


付ける場所も気をつけないといけません。

幅が広いトイレなら、トイレと平行に。

奥行きのあるトイレならトイレと向い合せ、

もしくはトイレと少しずらして平行に。


家では少し豪華になるかもしれませんが

トイレに手洗い器だけではなく、鏡や照明をつければ

お化粧室への昇格いたします!


トイレのレイアウトはデリケートなのです。

横幅が広すぎるとトイレットペーパーに手が届かなかったり

トイレが狭すぎると小回りや掃除が難しくなったり。


トイレの設計は、手を洗う方法やどこに洗面器とトイレを設置するかの

レイアウトをしっかり考えなければならないのです。

使いやすい間取りの検討をお手伝いいたします。

ぜひお気軽にご相談ください!

「家事楽動線」を取り入れた間取りについて

いつも森の家ブログをご覧頂きありがとうございます。

日中に限らず、朝も夜も暖かくなってきましたね。

まだ肌寒いと感じることもあるので気を付けて過ごしましょう!

先日、雑誌に、
「女性でも入りやすいラーメン屋」という特集をやってました。

本来ならば、ターゲットを絞るところを、
間口を広げて営業をするためのポイントが書いてありました。

雑誌やテレビの特集でも、最近はよく「女性のための○○」や
「育メンのための○○」、「家族連れのための○○」という表現を見ます。


家づくりで考えてみると、どんなテーマが喜ばれるでしょうか。

例えば、こどもがいる家庭では家の中で一番多く時間を過ごすのは、
子育てママや子育てパパではないでしょうか。

料理・掃除・洗濯、そして育児まで、
家の中で頑張ってらっしゃる子育てママ・子育てパパのために
お家づくりでは、家事を応援する間取りプランがあります。


今回そのひとつとして、ご紹介するのは【家事楽動線】です。

家事をする方ならよくわかると思いますが、
時間と労働のかかる家事はできるだけ楽に済ませたいですよね。
そのためには、家事導線がとても重要になります。

例えば
・必ず家を出入りする。
・洗濯で洗った衣類は、ベランダやバルコニーを使って干す。
・料理をするとき、調理途中で外に出ることは少ないかもしれませんが、
 買い物をした食材を冷蔵庫にしまう、キッチンで出たゴミを出す。

など、家事をする方はAをしたらBをするというルートがあります。

そこを改善する策として
例えば
・買ってきた食料品はすぐにしまえるように、勝手口をつける。
・勝手口の横にはパントリーとキッチンを配置して
 その奥にランドリールームを設ける。
・洗濯物が終わったらキッチンとパントリーを抜けて、
 そのままバルコニーに出られるようにする。

このようにすれば、効率よく作業ができますよね。


また、こどもから目を離さず家事ができたり、
家事が早く終われば、こどもと一緒に遊ぶ時間も確保できますし、
家事が楽になれば、こどもも一緒に家事を手伝うこともできます。
そうすれば、家族のコミュニケーションの増加にもつながります!


お家づくりをする際には、得する間取りを選んでみてください!

ベランダ・バルコニー・テラスの違い、知っていますか?

いつも森の家ブログをご覧頂きありがとうございます。

前回のブログでは動線のお話をしましたが、家づくりでは家の内外の計画が必要になると思います。

今回は外の空間についてのお話をしようと思います。


近年は在宅ワークの普及やライフスタイルの変化により、家で過ごす時間が増え、

「住まいの快適さ」を見直す方が増えています。


室内の模様替えや家具の見直しはもちろん、ベランダやバルコニー、テラスといった

"外の空間"を活用しようという動きも広がっており、

実際にDIYにチャレンジする方も増えているようです。


そうした中で、ベランダ・バルコニー・テラスの違いについてご存じでしょうか?

一見似ているこれらのスペースも、実は構造や用途によって呼び方が異なります。


例えば「ベランダ」とは、2階以上に張り出した屋根付きのスペースを指し、

洗濯物を干したり、日差しを避けながら過ごすのに適した空間です。


一方「バルコニー」は同じく2階以上にあるものの、

屋根がなく開放感があるのが特徴で、ガーデンチェアを置いたり、

外の風を感じながらゆったり過ごす"外リビング"のような使い方に向いています。


そして「テラス」は、リビングの掃き出し窓の外など、地面より一段高く作られたスペースのことで、

庭とつながりが感じられるため、アウトドアダイニングやBBQスペースとして活用する方も多いようです。


このように、それぞれの名称は「屋根があるかどうか」や「どの位置にあるか」、

「どのような構造か」によって使い分けられており、

特にベランダはマンションなどで上下階が同じ間取りの場合に多く見られます。


実は、「ベランダ」という言葉には少しレトロな印象があるかもしれませんが、

海外では高級リゾートホテルなどの室外空間に「Veranda(ベランダ)」と名付けていることが多く、

その響きにラグジュアリーなイメージを感じている人も少なくありません。


日本では、「バルコニー」や「テラス」の方が新しくておしゃれという印象を持たれがちですが、

本来の意味や使い方を知ることで、ご自身の暮らし方に合った空間選びのヒントになるかもしれません。


家づくりや住まい探しの際には、これらの違いを意識して間取りを見ると、

より具体的に"自分にとって心地よい住まい"をイメージしやすくなるでしょう。


私たちは、新築やリフォームをご検討中の皆様に寄り添いながら、

住まいをより快適に、より豊かにするご提案を続けてまいります。


「外の空間をもっと活用したい」「家時間を充実させたい」といったお悩みやご希望がございましたら、

どうぞお気軽にご相談ください!


洗面室と洗濯機について

いつも森の家ブログをご覧頂きありがとうございます。


間取りについて考え始めると、こだわりたいポイントが多くなります。

特にこだわりたいのは動線についてではないでしょうか。

仕事や買い物から帰った時、どんな経路だと無駄がないか、ストレスが軽減できるか、など・・・。


皆さんそれぞれの優先順位があると思いますが、

今回は「洗面室とはどんな空間か?」について考えてみます。

・手を洗う空間

・顔を洗う空間

・化粧や髪の毛のセットをする空間


洗面室は色々なことができる多機能な空間と言えると思います。

洗面室は多くの場合お風呂へ入る際の脱衣所になります。

その場合、服を脱いでそのまま入れることが出来る為、

洗濯機は洗面室に設置したほうが便利でしょう。

しかし、洗面室にトイレが設置されている間取りはどうでしょう。


一人暮らしに多い1R、1Kなどといった間取りでは

お風呂とトイレが同じ場所に設置されている

ユニットバスは少なくないと思います。


そうなると洗濯機を洗面室に設置するのは、

広さにも依りますが基本的に難しいです。


また誰かが服を脱いでいたり

トイレを使っていたりすると

ほかの人は一緒に洗面室を使うことはできなくなってしまう。


なので洗面室はいろいろな場面で兼用されるため、曖昧な空間なのです。


洗面室をいかに上手く家族と共有するか。


どの様な使い方をイメージするか。


設計をする上で、一つポイントになると言えます。


そこで、併せて考えるといいのが「洗濯機の設置場所」。


洗濯機をどこに設置するかを考え、

生活しやすい動線をイメージすることです。


例えば贅沢に洗濯室を作ってしまうのはどうでしょうか。

服の収納棚、洗濯機、洗い場、

そして天井から物干し竿をつるしてみましょう。


そうすると洗濯をして、干して、畳んでなおす。


洗濯物のルーティーンが簡単にこなせるのではないのでしょうか。


その場合、洗面所を広く使うとかトイレを併設したりもできます。


洗面所に、洗濯機を設置することは多いかと思いますが、

間取りと広さを考えて、

あえて洗濯機を切り離してみたりしてもいいかもしれません。


プランを作る際に

洗濯機を置く場所を起点に生活導線をイメージすると、

面白いかもしれませんね。

部屋のカラーコーディネート

いつも森の家ブログをご覧頂きありがとうございます。

最近、家具の配置や色などにこだわって自分らしい部屋を作りたいと思うことが多くなりました。

いろんなサイトを見ていると家具の配置やカラーの統一された空間が表示されます。

それを見ながら想像を膨らませて自分好みの空間づくりを楽しんでいます。

皆さんの中にもお部屋の雰囲気や統一性が気になる方はいらっしゃると思います。

理想のお部屋づくりをするためには、まずどんなテーマ・イメージにしたいのかを
決めることが大切です。

<主なお部屋イメージの例>
・ナチュラルスタイル
  自然の風合いを活かし、部屋全体を白やベージュを基調とした明るめのコーディネート

・モダンスタイル
 まるでホテルの一室のような落ち着きのある洗練された空間
  モノトーンで統一し、インテリアもシンプルなもので構成することが多いコーディネート

・カジュアルスタイル
 アクセントとなる明るいカラーを組み合わせ、
  流行や好きなものを取り入れていくラフな雰囲気なコーディネート

上記のスタイル以外にも、様々な種類がありますので、
ご自身の好きなスタイルを探してみてはいかがしょうか。

作りたい部屋のイメージを決めたら、次にベースカラーを選択していきます。
ベースカラーとは、壁や床といった大きな面積を占めるものの色のことです。

リビングダイニングや水まわり、寝室など、空間の役割によって
カラーコーディネートの考え方は変わります。
お掃除のしやすさなども配慮しながら、色を検討していきましょう。

■リビングダイニング
  明るいベージュやナチュラルなカラーを選択することで統一感を出すことができます。
  ベースカラーはお部屋が狭く見えない明るめのカラーがおすすめです。

■洗面台・水回り
 ホワイト系、上品な雰囲気に見えるグレーやブラウン系、
  ナチュラルな雰囲気になる木目調などがよく使われています。
 寒色系の色味は寒さを連想してしまうため、避けた方がいいかもしれません。

■子供部屋
  子供部屋の色数はおさえることがポイント。
  子供のものはどうしてもカラフルなおもちゃなどが多く、
  色数が多いとそれだけでごちゃついて見えてしまうからです。
  シンプルな色合いに差し色を加えることでおしゃれな子供部屋になります。

■寝室
  寝室は1日の疲れを取る、リラックスできる空間にしたいもの。
  刺激が強いカラーは眠りを妨げる恐れがあるため、
  穏やかなカラーや落ち着きのある暗めのカラーで統一させることがポイントです。
 赤色は交感神経を刺激し、脳が活発になることから、
  寝室のベースカラーとしては避けた方がいいでしょう。
  赤色が好きな方は小物をアクセントとして使うなど、上手に取り入れましょう。

以上、お部屋のイメージ・ベースカラーをお伝えしましたが、
お部屋の空間づくりはインテリや小物・照明など、こだわるポイントは
多岐に渡るため、自分たちのお気に入りのトータルコーディネートを
見つけていきましょう。

必ずしもいらない、かもしれない装備

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3月下旬になり、日中は暖かい日も増えてきましたね。

朝晩はまだまだ冷え込む日が多いのと、季節の変わり目なので

体調管理には十分に気を付けていきたいですね。

私たちの家づくりは「注文住宅」なので、

お客様のご希望やご意見はほとんどの場合、

家づくりに反映させることができます。


例えば、「ベランダ(バルコニー)を作りたい」ですとか、

「コンセント増やしたい」などなど、

ただ反面、建てられるお家によっては、

必ずしもオススメとならないものもあります。


≪バルコニー≫

マンションでもバルコニーのあるお家が多いことから、

私たちとの打合せでもご希望される方は多いです。

ただ、このバルコニーの使い道を聞いてみると、

「洗濯物を干すため」と応えられる方が多いのです。


お庭を持てないマンションの場合は、

洗濯物を干す場所としてバルコニーは重要ですが、

お庭のある一戸建ての場合、ほとんどの方はお庭に洗濯物を干すそうです。


そうすると、バルコニーの役目というのは、少なくなってしまうんですよね。


もちろん、大きめのバルコニーを作って、

家族団らんの場にする、といった場合などは別ですが、

もともと家の外にあるため、汚れやすく掃除もしにくいバルコニー。

お客様の想定されている使い道によっては、あえてつけるようなことはせず、

その分他の場所にお金を回したりするのもいかがでしょうか?

といったようなことも、

私たちはお客様との打合せで相談させて頂いています。

何十年も暮らしていくお家だからこそ、

使い勝手が悪かったり、使わなかったりするような装備や設備は控え、

お客様の暮らしに必要なものを充実したものにできるよう、

ご提案させて頂いています。

入り口で靴を脱ぐのはなぜ?

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私は旅行に行くのが趣味で、2か月に1回程度は必ずどこかへ出かけています。

友人と景色の良いところへ足を運んだり、美味しいものを求めて歩いたり...。


皆様は旅館で温泉に入りご当地の名産品や

郷土料理をいただいてゆっくり息抜き派ですか?


それともリゾートホテルできれいな夜景やオーシャンビュー、

ビュッフェなどを堪能派ですか?


どちらも捨てがたいですね、、、


ところでホテルと旅館の違いって何でしょう?

和風と洋風? 畳と絨毯?

ふとんとベット? 大浴場とユニットバス?

数え上げればきりがありませんね。


私が思うにそれは、、、


「靴を脱ぐ・脱がない」


これだと思います!!


靴を脱ぐ日本人。靴を脱がない欧米人。

これは玄関の設計を考える上で決定的なお互いの

相違をあらわにします。


日本の設計者にとって玄関の設計とは


「どのように靴を脱がせるか脱いだ靴をどこにしまうか」


など、想像以上に問題が山盛りの世界なのです。


靴を脱ぐことは

「気心を許しあえること」

だと思います。


ホテルのホールで行うパーティーと

旅館で行う大宴会とでは

靴を脱いでる旅館のほうが一歩踏み込んだ

間柄になれそうな気がします!

玄関とは一緒に住む方々を親密にすることができる

装置なのかもしれませんね。

玄関を設計する際は

靴を脱ぐことの意味を理解したうえで

それをどのようなカタチに落ち着かせるか

考えなければなりません。

良いことがあった時

悲しいことがあった時

嫌なことがあった時

どんな時でもどんな自分でも迎えてくれる

家族が待つ家の入り口なので

ドアの向きや種類、たたきの形

下駄箱の位置やサイズなど

1つ1つをこだわってみるのも

新たなライフスタイルが

創れるかもしれないですね。

24時間換気は切っちゃダメ?

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一日を通してまだまだ冷え込む日が続きますね。

寒い季節はお家の暖房器具を最大限に活用し、室内を温かくして
快適な空間にしたいですよね

そんな時、お家の中にある24時間換気が
地味に寒かったことはありませんか?

でも実は、24時間換気って
住まいの環境を守るためにとっても大切な仕組みなのです。
そのため、寒い時期だからといって、
気軽に運転を停止するのはおすすめできません。

今回は、24時間換気の必要性についてお話します。


24時間換気とは、
建物に設置した換気設備で居住空間の空気を
強制的に入れ替えるシステムのことです。


もともと気密性の低かった日本の住宅は、
住宅性能が向上し、暑さや寒さ対策のため、
気密性が高まっています。 

しかし、技術が進み、私たちが化学物質を含むものを
多く使うようになったことによって、
建具や家具から生じる化学物質や、
生活の中で生じるチリやホコリ等を原因とした健康被害
「シックハウス症候群」という体調不良が問題になっていました。
なぜなら、換気性能が不十分だったからです。

そこで、2003年の建築基準法改正では、
すべての住宅に24時間換気システムの設置を義務化しました。
これにより、1時間に居住空間の半分の空気を
入れ替えることが基準とされています。

これは24時間換気システムにより計画換気を行うことで、
汚れた空気を排出して、新鮮な空気を取り込み、
シックハウス症候群などを防ぐことを目的としています。

寒い時期などは、
もしかすると給気口から入ってきた空気によって
風の流れができ、寒さを感じることがあるかもしれません、、
しかし、だからといって、24時間換気を止めるのは良くないです!

24時間換気とは、その名の通り24時間換気をしなくてはいけません。

万が一止めてしまった場合、室内に入った空気が排出されず
空気に含まれた湿気や汚れ、ホコリなどが室内に留まることで
結露やカビの原因になったり、カビをエサにとするダニが増えて
アレルギーの原因になったりしてしまいます。

もし、24時間換気で寒いと感じる場合は、止めるのではなく
こんな対策をとってみるのもいいかもしれません。

・給気口に専用のカバーやフィルターをつける

・サーキュレーター等を利用して、暖房で暖めた空気を循環させる

・給気口量を調節する

自身の健康・家族の健康、また建物の劣化を防ぐためにも、
24時間換気で常に新鮮な空気を取り入れることが大切です!

居心地のいい居住空間で、
毎日健康に素敵な一日を過ごしていきましょう!

木造住宅と火事

いつも森の家ブログをご覧頂きありがとうございます。

ここ数日は大雪に見舞われて駐車場から出るのも車を運転するのも

一苦労な日々が続いていますね。

安全第一で雪かき作業、運転を行うようにしましょう。

さて今回は、木造住宅の性能についてお話しします。

お客様とお話をしていると、住宅のイメージとして強いのは
「木造住宅」と「鉄骨住宅」だそうです。
そのうち、木造住宅は「火事に弱い」「燃えやすい」というイメージを
持たれ、逆に、鉄骨は炎を近づけても燃え上がることがないので、
火事のときも安心と考えている人が多いようです。

しかし、実は木造住宅は火事に強いと言われています。

「木造住宅は燃えやすい」というイメージは根強いものですが、
木造住宅には、火事が起きたときに、燃えて崩れるまでの時間が
かなり長いという特性があります。
同じサイズの木と鉄に、住宅と同じような荷重をかけながら燃やすと、
鉄は5分後には強度が元の半分以下になります。
さらに10分後には元の強度の20%程度になり、
荷重で曲がってしまいます。

しかし、木は10分間燃やし続けても表面が炭化するのみで、
内側までは燃えずに80%程度の高い強度をキープします。
燃えた木の表面が炭化するとそれがバリアのような役目を果たし、
内側の部分に炎によるダメージが到達しにくくなるためです。
この性質のおかげで木は燃えても「一気に強度が下がる」
ということがないため、万が一の火事のときでも、避難のために
十分な時間をかけられます。
崩れ落ちる前に消火ができれば被害も最小限におさえることができます。

さらに、木造住宅は有毒ガスの発生量が比較的少ないです。
火災のときに、家が燃えることによって発生した有毒ガスが原因で、
意識喪失が起きる事故は多いものです。
一酸化炭素のほか、塩化水素やアンモニアといった有毒ガスを吸い込み、
意識を失ってしまうことが、火事の恐ろしさの一つです。
この点、木造住宅は自然素材なので、火災時の有毒ガスの発生を
おさえられます。
もちろん木が燃えることで一酸化炭素や二酸化炭素は発生しますが、
自然の素材である木材は、人工素材に比べると有毒ガスの発生量は
かなり少なく、火事が起きたときの意識喪失を防ぎやすいです。

ただし、注意しておきたいのが、木造住宅がいくら火事に
強いといっても、木材が炭化するほどの火事が起きてしまったら、
そのあと住み続けるのは難しいということです。
木造住宅のメリットはあくまで、火事が起きてから
家の耐久性が落ちて崩れ落ちるまでの時間が長く、
十分な避難時間を稼げるという点です。

これから家を建てるという人は、火事に強い準耐火建築物として
設計建築するのがおすすめです。
また、火事に強い家を建てることに
加えて、火事に遭わないよう、火の取り扱いに十分気をつけることも
もちろん大切です。
最近では火を使わないIH調理器具やオール電化の家も人気です。
そして、家を建てるにあたって地域の人とコミュニケーションを
取ることも、もらい火や放火といったトラブルを
防ぐことにつながります。

木造の家は、火事に遭ったときでも十分な強度を保ってくれるという
大きなメリットがあります。
万が一の火事に備えて、木造住宅を建てるということを私たちは
ご提案しています。

家の断熱が大切な理由について

いつも森の家をご覧いただきありがとうございます。

今月中旬は晴れた日が多く、日中は春を感じるような暖かさの日もありました。

朝晩は変わらず冷え込みますが、お家の中はどうでしょうか。

今回は快適な暮らしのために大切なことについてお話しします。

家を建てる際に重視する事として、
住み心地」がかつてよりもさらに高まっているようです。

住み心地と一言でいっても色々あります。
・生活動線が考えられている
・収納が豊富で便利
・ライフスタイルの変化に対応できる
・好きなデザイン
・快適な屋内環境
等々...

中でも今回は屋内環境を快適にする方法について考えたいと思います。


どんなに見た目のきれいな建材や設備を使っても、
夏に暑く冬に寒い環境では、住みやすい家とは言えません。

暑さ寒さ、湿気や乾燥などを防ぐ、
快適な環境を作る一つの要素が断熱性能です。

断熱とは字のごとく、「熱を断つ」という意味があります。

断熱性能の低い住宅では、
夏は外の熱気が家の中に侵入し、冷房の効きが悪く、
冬は暖房で暖めた空気が壁や窓などの開口部から外に逃げるため、
「夏は暑く、冬は寒い住宅」になってしまいます。

断熱性能を高めることによって、
外気が建物内に侵入するのを防ぐため、
少しの冷暖房エネルギーで快適な室内温度に
保つことができるようになるのです。

また、外気の影響を受けにくいということは、
窓際や廊下などとの温度差が少なくなり、
家の中の移動が寒くて辛いといったことも減ります。

その他にも、断熱性能を高めることのメリットは、
・冷暖房費が安くなる
・健康を守れる
・家が長持ちする

など多くの効果が期待できます。


次に断熱性能を高める施工方法をご紹介します。

断熱性能を高める工法は、大きく2つに分類されます。
それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。

・充填断熱工法
躯体(壁)の中に断熱材を充填する断熱工法

メリット:経年劣化しにくく耐熱性能が安定している。
     外張断熱工法と比べ、同じ性能なら安価。

デメリット:施工の際に注意が必要。
      構造物や断熱材の触れる部分に隙間ができ
      断熱効果が下がる場合がある。

・外張断熱工法
躯体(壁)の外側に断熱材を張る断熱工法

メリット:施工後の確認が容易。
     躯体の外側で断熱材が途切れることなく連続するので、
     熱欠損が無い。
     躯体の内側が空洞になるため、配線を隠すことが可能。

デメリット:建築費が比較的高価になる。
      経年劣化しやすい。

断熱性能を高める方法や素材により、
メリット・デメリットは異なります。

断熱性能を高める施工する際は、これらの特徴などを踏まえて
自分の家に合った方法を検討しましょう。

家づくりの中で断熱性に限らず、詳しく知りたい項目等がございましたら
お気軽にご相談ください。

一緒に快適で素敵なお家を作りましょう!